〔一問一答〕
税理士業務に必要な契約の知識
【第3回】
「退職税理士による顧客の引抜きの防止」
-その3:その税理士が「税理士法人の社員」の場合-
虎ノ門第一法律事務所
弁護士 枝廣 恭子
〔質 問〕
近いうちに当事務所を退社する予定の税理士(税理士法人の社員である税理士)が、独立することを担当している顧客に告げているようで、引き抜こうとしているのではと心配です。これに対して、何か対策はとれるのでしょうか。
また、昨年、退社した元所属税理士(税理士法人の社員であった税理士)が、税理士事務所を開業したのですが、当法人の顧客を勧誘して引抜きにかかっているようです。これに対して、契約上の有効な対応策はないのでしょうか。
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