税理士が知っておきたい
不動産鑑定評価の常識
【第33回】
「面積の正確な把握が鑑定評価額を左右する」
~なぜ登記簿面積と実測面積の相違が起こるのか~
不動産鑑定士 黒沢 泰
1 はじめに
土地や建物の評価額は、対象となる物件の経済的な価値という側面と、個々の物件の面積(土地の場合は地積とも呼ばれます。なお、以下、主に土地を対象に述べていきます)を基礎に成り立っています。しかし、ともすれば主な関心は価値的な側面に注がれ、面積はすでに固定して動かないものと受け止められているのではないでしょうか。
しかし、経済的な価値としての単価がいくら適切なものであったとしても、対象となる面積が実態を反映せず信憑性に欠ける場合には、結果として求められた評価額は不適切なものと化してしまいます。その意味で、今回は、普段あまり意識せず評価額の算定基礎として使用している土地面積について、登記簿面積の生い立ちや実測面積との関連を含めてその意義を振り返ってみます。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。
プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。