公開日: 2025/12/11 (掲載号:No.648)
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〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第16回】「インドのイースト(酵母)事業が減損に至った経緯」-インフレ鈍化との関係-

筆者: 石王丸 周夫

〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第16回】

「インドのイースト(酵母)事業が減損に至った経緯」

-インフレ鈍化との関係-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

今回は、インドにおいて、主としてパン酵母(イースト)を製造、販売している事業での減損損失計上事例を取り上げます。

製粉業界の最大手として知られるこの会社は、2017年7月に、子会社を通じてインドにイースト工場を建設することを決定しました。その後、2022年8月に当該工場が稼働開始しましたが、2026年3月期中間(第2四半期)に至って、インドイースト事業の固定資産について減損損失を計上しています。稼働から丸3年経過した時点での減損です。

さっそく、事例を見ていきましょう。

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〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第16回】

「インドのイースト(酵母)事業が減損に至った経緯」

-インフレ鈍化との関係-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

今回は、インドにおいて、主としてパン酵母(イースト)を製造、販売している事業での減損損失計上事例を取り上げます。

製粉業界の最大手として知られるこの会社は、2017年7月に、子会社を通じてインドにイースト工場を建設することを決定しました。その後、2022年8月に当該工場が稼働開始しましたが、2026年3月期中間(第2四半期)に至って、インドイースト事業の固定資産について減損損失を計上しています。稼働から丸3年経過した時点での減損です。

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連載目次

〈注記事項から見えた〉
減損の深層

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『会計処理・開示の「訂正」ケースファイル』(中央経済社)
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩』(以下、清文社)
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法

   

関連書籍

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固定資産・減価償却の税務と会計

公認会計士・税理士 森田政夫 著 公認会計士・税理士 西尾宇一郎 著

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EY新日本有限責任監査法人 編 EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 編

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トーマツ会計セレクション9 決算開示

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