〈注記事項から見えた〉
減損の深層
【第1回】
「印刷機メーカーが減損に至った経緯」
-深層に横たわる問題-
公認会計士 石王丸 周夫
-連載開始にあたって-
「減損が実施されたとき」は、「会社にとって“一大事”が起きているとき」です。
一般に「減損の注記」は、さらっと書いてあるものが多いのですが、よく読むと、会社が直面している深刻な問題が浮かび上がってくるものもあります。
この連載では、開示された実際の減損の注記を読みながら、深層に横たわる問題を明らかにしていきます。
決算書の読み手のための解説です。
〈今回の注記事例〉
コロナ禍の真っ只中で迎えた2020年3月期決算。
日本のある印刷機械メーカーは、中核工場の資産の減損処理を実施しました。
「減損」とは、資産の簿価を切り下げる会計処理です。
しかし、対象となったこの資産は、壊れたわけでもなければ、使用休止となったわけでもありません。これまでどおり稼働しています。
では一体何があったのか、減損の注記から読み解いていきましょう。
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