公開日: 2023/08/24 (掲載号:No.532)
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〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第13回】「太陽光発電事業が減損に至った経緯」-建設仮勘定の減損は予測できたか-

筆者: 石王丸 周夫

〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第13回】

「太陽光発電事業が減損に至った経緯」

-建設仮勘定の減損は予測できたか-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

【第12回】で、減損損失の発生を予測することができるのかというテーマを扱いました。そこでの結論は、減損処理というのは段階を踏んで慎重に行われるものであり、ある時点において、どの段階まで進んでいるかがわかれば、その資産グループについて、減損が将来実施されるかどうかを感じ取ることができると述べました。そして、その情報源としては、「重要な会計上の見積り」の注記があることを紹介したところです。

本稿でも、同様のアプローチが当てはまる事例を取り上げます。太陽光発電事業に関する減損事例です。

さっそく事例を見ていきましょう。

 

〈今回の注記事例〉

事例の会社名:トーエネック

減損された事業の内容:太陽光発電事業

事例の年度:2023年3月期第2四半期

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〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第13回】

「太陽光発電事業が減損に至った経緯」

-建設仮勘定の減損は予測できたか-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

【第12回】で、減損損失の発生を予測することができるのかというテーマを扱いました。そこでの結論は、減損処理というのは段階を踏んで慎重に行われるものであり、ある時点において、どの段階まで進んでいるかがわかれば、その資産グループについて、減損が将来実施されるかどうかを感じ取ることができると述べました。そして、その情報源としては、「重要な会計上の見積り」の注記があることを紹介したところです。

本稿でも、同様のアプローチが当てはまる事例を取り上げます。太陽光発電事業に関する減損事例です。

さっそく事例を見ていきましょう。

 

〈今回の注記事例〉

事例の会社名:トーエネック

減損された事業の内容:太陽光発電事業

事例の年度:2023年3月期第2四半期

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連載目次

〈注記事項から見えた〉
減損の深層

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法』(以上、清文社)

   

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