公開日: 2022/08/18 (掲載号:No.482)
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〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第8回】「モノレールが減損に至った経緯」ー背景にある事業計画ー

筆者: 石王丸 周夫

〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第8回】

「モノレールが減損に至った経緯」

-背景にある事業計画-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

減損処理は、これまで見てきたとおり、資産の今後の収益性を織り込む会計処理です。つまり、会社の将来の姿を現在の決算書に反映させる処理ともいえます。

そのため、減損を実施した時点では見えにくかった背景が、1~2年ぐらいたってようやく見えてくることがあるのです。

今回は、東京モノレールの減損処理について、その将来像との関係を見ていきたいと思います。

 

〈今回の注記事例〉

事例の会社名:東日本旅客鉄道(以下、「JR東日本」という)

減損された事業の内容:モノレール鉄道業

事例の年度:2021年3月期

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〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第8回】

「モノレールが減損に至った経緯」

-背景にある事業計画-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

減損処理は、これまで見てきたとおり、資産の今後の収益性を織り込む会計処理です。つまり、会社の将来の姿を現在の決算書に反映させる処理ともいえます。

そのため、減損を実施した時点では見えにくかった背景が、1~2年ぐらいたってようやく見えてくることがあるのです。

今回は、東京モノレールの減損処理について、その将来像との関係を見ていきたいと思います。

 

〈今回の注記事例〉

事例の会社名:東日本旅客鉄道(以下、「JR東日本」という)

減損された事業の内容:モノレール鉄道業

事例の年度:2021年3月期

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連載目次

〈注記事項から見えた〉
減損の深層

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法』(以上、清文社)

   

関連書籍

「おかしな数字」をパッと見抜く会計術

公認会計士 山岡信一郎 著

適時開示からみた監査法人の交代理由

公認会計士 鈴木広樹 著

不正・誤謬を見抜く実証手続と監査実務

EY新日本有限責任監査法人 編

先進事例と実践 人的資本経営と情報開示

EY新日本有限責任監査法人 編 EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 編

気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩

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現場で使える「会計上の見積り」の実務

中野雄介 監修 日本公認会計士協会 京滋会 編著

経営危機における企業判断と実務対応

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不正会計リスクにどう立ち向かうか!

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社会福祉法人の不正防止・内部統制・監査

全国社会福祉法人会計研究会 編著
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