公開日: 2021/10/28 (掲載号:No.442)
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〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第6回】「ホテル事業が減損に至った経緯」ー減損後にまた減損となる可能性は?ー

筆者: 石王丸 周夫

〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第6回】

「ホテル事業が減損に至った経緯」

-減損後にまた減損となる可能性は?-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

減損の金額というのは、誰が計算しても同じかというと、そうではありません。減損の金額が見積りによって計算されるからです。見積りの前提が変われば、減損の金額も当然変わってきます。

そうした会計上の見積りについては、2021年3月期から、有価証券報告書で詳細な注記を開示することが義務付けられましたが、その注記を減損損失の注記と合わせて読むと、これまで見えてこなかったことが見えてきます。減損後にまた減損となることがあるのかどうか、ということです。

それでは、宿泊業の事例で見ていきましょう。

 

〈今回の注記事例〉

事例の会社名:阪急阪神ホールディングス

減損された事業の内容:ホテル事業

事例の年度:2021年3月期

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〈注記事項から見えた〉

減損深層

【第6回】

「ホテル事業が減損に至った経緯」

-減損後にまた減損となる可能性は?-

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

〈はじめに〉

減損の金額というのは、誰が計算しても同じかというと、そうではありません。減損の金額が見積りによって計算されるからです。見積りの前提が変われば、減損の金額も当然変わってきます。

そうした会計上の見積りについては、2021年3月期から、有価証券報告書で詳細な注記を開示することが義務付けられましたが、その注記を減損損失の注記と合わせて読むと、これまで見えてこなかったことが見えてきます。減損後にまた減損となることがあるのかどうか、ということです。

それでは、宿泊業の事例で見ていきましょう。

 

〈今回の注記事例〉

事例の会社名:阪急阪神ホールディングス

減損された事業の内容:ホテル事業

事例の年度:2021年3月期

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連載目次

〈注記事項から見えた〉
減損の深層

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法』(以上、清文社)

   

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