各ステップに移動する場合はこちらをクリック
【STEP6】注記
簡便法を適用した退職給付制度がある場合、以下の事項を注記する(適用指針62)。
(1) 退職給付の会計処理基準に関する事項として、適用した退職給付債務の計算方法
(2) 退職給付制度の概要として、簡便法を適用した制度の概要
(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付引当金(退職給付に係る負債)又は前払年金費用(退職給付に係る資産)の期首残高と期末残高の調整表(退職給付費用、退職給付の支払額、拠出額の内訳を示す)
(4) 退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付に係る資産及び負債の調整表
(5) 退職給付費用
なお、会社計算規則では、上記のような規定はない。
* * *
以上、6つのステップをまとめたフロー・チャートを再掲する。
※画像をクリックすると、別ページでPDFが開きます。
【参考】 企業会計基準委員会
- 企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」
- 企業会計基準適用指針第25号「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(了)
「フロー・チャートを使って学ぶ会計実務 」は、毎月最終週に掲載されます。