〈桃太郎で理解する〉
収益認識に関する会計基準
【第12回】
「もし第二鬼ヶ島にも行くことになったら
~契約の変更」
公認会計士 石王丸 周夫
1 「第二鬼ヶ島」を発見!
桃太郎一行が船に乗って鬼ヶ島に向かっていると、物見に出ていたキジが戻ってきました。
「桃太郎さん、鬼ヶ島の向こうに、もう1つ別の鬼ヶ島を見つけました!」
「えっ!別の鬼ヶ島!?」
キジの報告を聞いた一同はびっくりしましたが、桃太郎はすぐにこう言いました。
「それなら、こうしよう!鬼ヶ島で鬼を成敗したら、その足でもう1つの鬼ヶ島に行き、そこの鬼も成敗する。ちょうど今、ほんの少し小さなきびだんごが3つあるから、もう1つの鬼ヶ島に向かう途中で、それをみんなに1つずつあげることにしよう。」
「そうしましょう!」
イヌ・サル・キジたちは、喜んで賛成しました。
今回は、鬼ヶ島(第一鬼ヶ島)のほかに、もう1つ別の鬼ヶ島(第二鬼ヶ島)があったという設定にしました。桃太郎たちは、当初の鬼退治に向かう途中で第二鬼ヶ島を発見し、急きょ計画を変更したようです。
イヌ・サル・キジは、桃太郎と鬼退治同行サービスの契約を結んでいます。その遂行途中で内容に変更が生じた場合、イヌ・サル・キジの収益認識処理に何か影響が出るでしょうか。
以下、収益認識会計基準に照らして考えていきましょう。
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