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〈桃太郎で理解する〉収益認識に関する会計基準 【第15回】「もし桃太郎がきびだんごを落としてしまったら~なぜ割賦基準が廃止されたのか」

筆者:石王丸 周夫

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桃太郎で理解する〉

収益認識に関する会計基準

【第15回】

「もし桃太郎がきびだんごを落としてしまったら
~なぜ割賦基準が廃止されたのか」

公認会計士 石王丸 周夫

 

1 きびだんごを割賦であげることに

桃太郎が、イヌとサルを連れて歩いていると、今度はキジがやってきました。
「桃太郎さん、私にも1つきびだんごをくださいな。イヌさんとサルさんが食べているそのおいしそうなきびだんごを。」
「鬼退治について来るならあげましょう。」
「もちろんついていきます!」

「よし、それじゃあ・・・」
桃太郎はそう言って、自分の腰のあたりを探しましたが、きびだんごの袋が見当たりません。
「あれ? おかしいなあ・・・きびだんごの袋がないよ。落としてしまったみたいだ。」
「えぇっ!! そんなぁ・・・」
キジは今にも泣き出しそうです。

「ごめん、ごめん、キジさん。鬼退治から帰ってきたら、きびだんごを3つあげるから、勘弁してよ。ただし、一度に3つは無理だから、3回に分けてあげることになるけど。」

今回はドジなことに、桃太郎が途中できびだんごを落としてしまいました。キジにあげるきびだんごがないので、桃太郎は次善の策として、鬼退治から帰ってきた後にきびだんごを3つあげると言いました。

上の場面の後に、具体的なスケジュールが決まりました。キジは、鬼退治終了の日から1週間後に1つめのきびだんごを、6ヶ月後に2つめを、2年後に3つめをもらいます。

キジとしては、桃太郎に役務を提供して、その後に代金のきびだんご3つを分割で回収するというわけです。割賦販売ですね。このような場合、収益認識会計基準では、どのように会計処理するのでしょうか。


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連載目次

桃太郎で理解する〉
収益認識に関する会計基準

〔番外編〕
  • 【第16回】(番外編)「もし桃太郎が桃印を殿様に使用許諾したら~ライセンス売上」 12/5公開
  • 【第17回】(番外編)「もしおじいさんが桃太郎の絵本を出すことになったら~返品権付販売」 12/12公開
  • 【第18回】(番外編)「もしおばあさんが家の前できびだんごを売り始めたら~ポイント制度の取扱い」 12/19公開
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