〈事例で学ぶ〉
法人税申告書の書き方
【第3回】
「別表8(1) 受取配当等の益金不算入に関する明細書」
及び
「別表8(1)付表 受取配当等の額の明細書」
公認会計士・税理士
菊地 康夫
〔お知らせ〕
平成28年4月1日以後終了事業年度で使用する別表8(1)の書き方については、【第5回】をご覧ください。
Ⅰ はじめに
本連載では、法人税申告書のうち、税制改正により変更もしくは新たに追加となった様式、複数の書き方パターンがある様式、実務書籍への掲載頻度が低い様式等を中心に、簡素な事例をもとに記載例と書き方のポイントを解説していく。
今回は、平成27年度改正により、平成27年4月1日以後開始する事業年度から、受取配当等の益金不算入の対象となる「株式等の区分」及びその配当等の「益金不算入割合」が改正となったことによって、記載事項が増えた「別表8(1) 受取配当等の益金不算入に関する明細書」と、新しい様式として付け加わった「別表8(1)付表 受取配当等の額の明細書」を採り上げる。
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