〈桃太郎で理解する〉
収益認識に関する会計基準
【第9回】
「もしボス猿が陰にいたとしたら~本人か代理人かで異なる収益表示」
公認会計士 石王丸 周夫
1 “ひとかじり”しかできないサル
桃太郎のところへ、近くのサル山からサルがやってきた場面です。
「鬼ヶ島について来るならあげましょう。」
「もちろんついていきます!」
「では、1つあげよう。」
きびだんごをもらったサルは、さっそくその場でひとかじりしました。けれどもそれ以上は食べず、かじった残りを木の葉で大事に包みました。
「おや、それしか食べないのかい?」
「ボス猿に言われているのです。桃太郎さんからきびだんごを1つもらったら、ひとかじりだけして、残りは持って帰ってこいと。」
「ボス猿、ねぇ・・・」
実際の『桃太郎』には、ボス猿がいるという話はありませんが、ここではサルがボス猿の指示を受けて桃太郎のところにやって来たことにしてみました。
そこでは、サルが収益認識するにあたって検討すべきことがあります。
それは「収益の額をいくらにするか?」ということです。
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