〈桃太郎で理解する〉
収益認識に関する会計基準
【第14回】
「もし桃太郎がイヌに成功報酬を出すと言ったら
~変動対価で収益計上」
公認会計士 石王丸 周夫
1 成功報酬はどのように会計処理するのか
今回は「桃太郎がイヌに成功報酬を出す」というお話に変えてみましょう。
鬼退治に出発した桃太郎が1人で歩いていると、イヌがワンワンとやってきました。
「桃太郎さん、お腰につけたきびだんごを1つ私にくださいな。」
「鬼退治について来るなら、あげましょう。」
「え~っ!鬼退治ですかァ!」
イヌは鬼退治と聞いてびっくりしました。きびだんご1つのために、命がけの仕事をするのはちょっとどうかと思ったようです。
その様子を見た桃太郎は、迷っているイヌに言いました。
「鬼退治が終わってから3ヶ月たっても、鬼ヶ島が平和であることが確かめられたら、ごほうびにもう1つきびだんごをあげるよ」
「えっ!? 本当ですか? それなら喜んでお供します!」
桃太郎は、鬼退治が完全に成功した場合に、きびだんごを追加することを提案しました。いわゆる「成功報酬」です。
この成功報酬は、イヌにとっては収益です。収益認識会計基準では、これをどのように会計処理するのでしょうか。
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