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【STEP3】無償修理等に応じた場合の会計処理
無償修理等に応じた際には、以下のとおり、製品保証引当金の取り崩しが必要である。
また、製品保証引当金の金額と実際に要した費用を比較し、次の決算時の見積りにあたって、より合理的に見積りが行えるように分析を行うことが望まれる。
(1) 「実際に要した費用=製品保証引当金の計上額」の場合
(※1) ここでは、修理等において外部の業者等に支払いが行われたと仮定し、現金及び預金勘定を使用している。
(2) 「実際に要した費用>製品保証引当金の計上額」の場合
(※2) 実態に応じて勘定科目を決定する。
(※3) 実際に要した費用と製品保証引当金計上額との差額。製品保証引当金繰入額と同じ区分(売上原価又は販売費及び一般管理費)に計上する。
(3) 「実際に要した費用<製品保証引当金の計上額」の場合
(※4) 実際に要した費用と製品保証引当金計上額との差額。製品保証引当金戻入益は、製品保証引当金繰入額と相殺して表示する。
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以上、3のステップをまとめたフロー・チャートを再掲する。
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(了)
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