現代金融用語の基礎知識
【第19回】
「デビットカード」
事業創造大学院大学 准教授
鈴木 広樹
1 デビットカードとは
デビットカードとは、それを使って買い物をすると、金融機関の預貯金口座から即座に代金が引き落とされるカードである。キャッシュカードとクレジットカードの中間といった感じのデビットカードだが、まだクレジットカードほど利用されてはいない。
2 クレジットカードとの違い
クレジットカードで買い物をすると、後日まとめて代金が請求される。それまでの間、クレジットカード会社から代金分のお金を借りていることになる。そのため、預貯金口座残高とは関係なく、予め設定された限度額の範囲内で利用することができる。
それに対して、デビットカードの場合は、買い物時に預貯金口座から即座に代金が引き落とされ、利用は預貯金口座残高の範囲内に限られる。支払方法も、一括払いのみである。
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