〔事例で解決〕小規模宅地等特例Q&A
【第3回】
「共有で取得した場合の小規模宅地等の特例の適用面積」
税理士 柴田 健次
[Q]
被相続人である甲の相続発生に伴い、甲の所有していた土地建物を配偶者乙と長男丙がそれぞれ1/2の共有で取得した場合において、乙及び丙が適用できる小規模宅地等の特例の適用面積は何㎡でしょうか。甲が所有していた土地建物の相続発生前の利用状況は、下記の通り、1階部分は甲が飲食店の経営をしており、2階部分は甲と乙の居住の用として利用していました。建物は1棟の建物ですが、1階と2階部分は、建物の構造上、区分されています。乙は特定居住用宅地等の要件を満たし、甲の事業を承継した丙は、特定事業用宅地等の要件を満たしているものとします。
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