公開日: 2025/09/11 (掲載号:No.635)
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Q&Aでわかる〈判断に迷いやすい〉非上場株式の評価 【第58回】「〔第5表〕子法人から親法人に土地を移転した場合の株式の価額の計算上の留意点」

筆者: 柴田 健次

Q&Aでわかる

〈判断に迷いやすい〉非上場株式評価

【第58回】

「〔第5表〕子法人から親法人に土地を移転した場合の
株式の価額の計算上の留意点」

 

税理士 柴田 健次

 

経営者甲は、昭和50年から不動産販売業及び賃貸業を営んでいる甲社の株式を100%所有していましたが、平成24年3月1日に株式移転により乙社を設立し、甲社を完全子法人としています。甲社のA駐車場(帳簿価額2億円、相続税評価額8億円、時価10億円)を乙社に移転しようと思いますが、下記のいずれかの方法を検討しています。

 時価10億円で譲渡する方法

 帳簿価額2億円で譲渡する方法

 適格現物分配で移転する方法(原資は利益剰余金)

なお、乙社は将来的にはA駐車場を第三者に譲渡することも検討しています。

前提として、乙社移転時、第三者への譲渡時との間に相続税評価額及び時価の変動はないものとし、第三者に譲渡する時は10億円で譲渡するものとします。

それぞれの方法による乙社移転時、第三者への譲渡時の会計上の仕訳は、下記の通りとします。

 時価10億円で譲渡する方法

【甲社】

【乙社】

 帳簿価額2億円で譲渡する方法

【甲社】

【乙社】

 適格現物分配で移転する方法(原資は利益剰余金)

【甲社】

【乙社】

上記の場合において、それぞれの方法における甲社及び乙社の株式価額の計算上、留意する事項について教えてください。

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〈判断に迷いやすい〉非上場株式評価

【第58回】

「〔第5表〕子法人から親法人に土地を移転した場合の
株式の価額の計算上の留意点」

 

税理士 柴田 健次

 

経営者甲は、昭和50年から不動産販売業及び賃貸業を営んでいる甲社の株式を100%所有していましたが、平成24年3月1日に株式移転により乙社を設立し、甲社を完全子法人としています。甲社のA駐車場(帳簿価額2億円、相続税評価額8億円、時価10億円)を乙社に移転しようと思いますが、下記のいずれかの方法を検討しています。

 時価10億円で譲渡する方法

 帳簿価額2億円で譲渡する方法

 適格現物分配で移転する方法(原資は利益剰余金)

なお、乙社は将来的にはA駐車場を第三者に譲渡することも検討しています。

前提として、乙社移転時、第三者への譲渡時との間に相続税評価額及び時価の変動はないものとし、第三者に譲渡する時は10億円で譲渡するものとします。

それぞれの方法による乙社移転時、第三者への譲渡時の会計上の仕訳は、下記の通りとします。

 時価10億円で譲渡する方法

【甲社】

【乙社】

 帳簿価額2億円で譲渡する方法

【甲社】

【乙社】

 適格現物分配で移転する方法(原資は利益剰余金)

【甲社】

【乙社】

上記の場合において、それぞれの方法における甲社及び乙社の株式価額の計算上、留意する事項について教えてください。

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連載目次

Q&Aでわかる
〈判断に迷いやすい〉非上場株式の評価

連載を収録した単行本が好評発売中!!

【第1回】~【第30回】

【第31回】~

筆者紹介

柴田 健次

(しばた・けんじ)

税理士
柴田健次税理士事務所 所長
東京タックスコンサルティング 代表取締役

相続・事業承継を中心に業務を行っている。

【職歴】
2004年4月 資格の大原 簿記法律専門学校講師就任
2008年1月 税理士法人レガシィに勤務
2014年1月 柴田健次税理士事務所設立
2025年6月 中央税務会計事務所 副所長就任

【著書】
第4版 評価明細書ごとに理解する/非上場株式の評価実務』(清文社)
間違いやすい事例から理解する 小規模宅地等の特例適否のポイント』(清文社)
Q&Aでマスターする 事業承継税制の実務』(清文社)

  

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