AIで
士業は変わるか?
【第7回】
「デジタルで実現する未来の会計監査」
新日本有限責任監査法人
アシュアランス・イノベーション・ラボ
統括責任者 公認会計士 加藤 信彦
公認会計士 小形 康博
会計監査はイノベーションの過渡期にある。第3次ブームとも言われるAI(人工知能)の進展と普及、業務の自動化を実現するRPA(robotic process automation)に注目が集まり、監査先企業に限らず筆者ら監査法人にとってもデジタル戦略が重要な経営課題になっている。
本稿では、デジタルを起点に、会計監査の将来像を示してみたい。なお、技術の進展は目覚ましく、あくまで執筆時点における筆者個人の一考察であることをお断りしておく。
◆デジタル情報とアナログ情報
多くのビジネスの現場では、デジタルとアナログが混雑している。
例えば、文章作成ソフトを使用して社内文書を作成し、それを印刷して承認者の上司の捺印をもらう。前半はデジタル情報であったものが、紙にした途端にアナログ情報になる。この場合、会計監査では上司が捺印した紙の資料を提示してもらい、アナログ情報を監査することになる。
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