《速報解説》
国税庁、「平成30年分給与所得の源泉徴収票の記載のしかた」等を公表
~配偶者控除・配偶者特別控除の見直しを受けた記載上の留意事項・記載例を示す~
公認会計士・税理士 篠藤 敦子
国税庁は5月31日付けで、以下の情報を公表した。
【参考】 国税庁ホームページ
平成30年から適用される配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しに伴い、源泉徴収票の項目名や記載内容も平成30年分から変更される。今回公表された情報には、変更後の源泉徴収票の記載要領と記載に当たっての留意事項が説明され、記載例も示されている。
本稿では、配偶者控除と配偶者特別控除の見直しの概要をまとめた上、「給与所得の源泉徴収票」について、変更された項目と記載に当たっての留意事項の解説を行う。
なお、金額はすべて所得金額で記載する。給与のみの場合に給与収入ベースでいくらになるかについては、次の表をご参照いただきたい(給与所得=給与収入-給与所得控除額)。
また、平成30年度税制改正における所得控除の見直し(平成32年から適用)については下記拙稿を参照されたい。
平成30年度税制改正における所得控除の見直しと実務への影響
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