マスクと管理会計
~コロナ長期化で常識は変わるか?~
【第3回】
「欠品!滞留!・・・在庫はどれくらい持つ?」
公認会計士 石王丸 香菜子
〔登場人物〕
PNザッカ社は、キッチン雑貨や生活雑貨の製造・販売を手がける会社です。経理部は決算作業の真っ只中です。
〈フルタ部長〉
決算整理仕訳を全部入力したぞ。
サキちゃん、決算整理後の試算表を印刷してくれるかな?
〈サキちゃん〉
はい!
・・・休憩にコーヒーを入れましたよ。
〈フルタ部長〉
ありがとう!
・・・そうそう、アライくんが教えてくれた動画配信サービス、気に入ったよ。ストリーミング再生で将棋の対局が見放題だから楽しくてね。
〈アライくん〉
それはよかったです!
ダウンロードみたいに動画を全て保存しないから、ストレージの容量を気にしないで済みますしね。
〈サキちゃん〉
フルタ部長、前期比較の形で試算表を印刷しましたよ。
〈フルタ部長〉
どれどれ・・・。あれ?
前期よりずいぶん在庫が多いなぁ。
また悩みが増えそうだぞ。
〈アライくん〉
資産が増えたならよかったじゃないですか!
在庫って決算書では「資産」ですよね?
〈サキちゃん〉
アライくん、会社の「資産」は必ずしも多ければいいってものじゃないのよ。
● ● ●
日常用語として使う「資産」は多いほど嬉しいものですが、会社の貸借対照表における「資産」は必ずしも多ければよいというものではありません。
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