公開日: 2014/10/30 (掲載号:No.92)
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フロー・チャートを使って学ぶ会計実務 【第10回】「賃貸等不動産の注記」

筆者: 西田 友洋

(前ページ【STEP1】へ戻る)

【STEP2】賃貸等不動産の総額の重要性の判定

※画像をクリックすると、大きい画像が開きます。

賃貸等不動産がある場合、必ずしも注記が必要なわけではない。賃貸等不動産の総額に重要性が乏しい場合、注記を省略することができる。

重要性が乏しいか否かは、以下の算式で判定する(適用指針23)。重要性が乏しいか否かの水準は、基準や適用指針で定められていないため、各社で重要性が乏しい水準を決定する必要がある。

(※) 賃貸等不動産の総額の重要性が明らかに乏しいと判断される場合、上記の算式で判定せずに、注記を省略することができる(適用指針23)。

上記の算式に用いる賃貸等不動産の時価には、以下のものを用いることができる。

重要性が乏しいと判定した場合、【STEP3】以降の検討は不要である。

(次ページ【STEP3】へ進む)

フロー・チャートを使って学ぶ会計実務

【第10回】

「賃貸等不動産の注記」

 

仰星監査法人
公認会計士 西田 友洋

 

【はじめに】

今回は、賃貸等不動産の注記について解説する。中でも賃貸等不動産の時価の算定を中心に解説する。

賃貸等不動産の注記の検討は、以下の5つのSTEPに分けることができる。

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連載目次

フロー・チャートを使って学ぶ会計実務

第1回~第30回

筆者紹介

西田 友洋

(にしだ・ともひろ)

公認会計士

2007年に、仰星監査法人に入所。
法定監査、上場準備会社向けの監査を中心に様々な業種の会計監査業務に従事する。
その他、日本公認会計士協会の中小事務所等施策調査会「監査専門部会」専門委員に就任している。
2019年7月退所。

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