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工事契約について、工事原価総額等(工事原価総額のほか、販売直接経費がある場合にはその見積額を含めた額)が工事収益総額を超過する可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額(以下「工事損失」という)のうち、当該工事契約に関して既に計上された損益の額を控除した残額を、工事損失が見込まれた期の損失として処理し、工事損失引当金を計上する(基準19)。
【工事完成基準の場合】
工事損失引当金 = 工事原価総額等 - 工事収益総額
【工事進行基準の場合】
工事損失引当金 = ( 工事原価総額等 - 工事収益総額 ) - 当(四半期)期末までに計上済みの工事損益累計額
当初は、工事損失が見込まれなかったが、工事の途中段階で工事損失が見込まれることとなった場合には、その時点で工事損失引当金を計上する。
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フロー・チャートを使って学ぶ会計実務
【第12回】
「工事完成基準と工事進行基準」
仰星監査法人
公認会計士 西田 友洋
【はじめに】
今回は、工事完成基準と工事進行基準の会計処理について解説する。
工事完成基準と工事進行基準の会計処理は以下の6つのSTEPで検討することになる。
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