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【STEP5】赤字工事
工事契約について、工事原価総額等(工事原価総額のほか、販売直接経費がある場合にはその見積額を含めた額)が工事収益総額を超過する可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額(以下「工事損失」という)のうち、当該工事契約に関して既に計上された損益の額を控除した残額を、工事損失が見込まれた期の損失として処理し、工事損失引当金を計上する(基準19)。
【工事完成基準の場合】
工事損失引当金 = 工事原価総額等 - 工事収益総額
【工事進行基準の場合】
工事損失引当金 = ( 工事原価総額等 - 工事収益総額 ) - 当(四半期)期末までに計上済みの工事損益累計額
当初は、工事損失が見込まれなかったが、工事の途中段階で工事損失が見込まれることとなった場合には、その時点で工事損失引当金を計上する。