公開日: 2014/12/25 (掲載号:No.100)
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フロー・チャートを使って学ぶ会計実務 【第12回】「工事完成基準と工事進行基準」

筆者: 西田 友洋

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【STEP6】注記

※画像をクリックすると、大きい画像が開きます。

工事契約においては以下の事項を注記する(基準22)。

(1) 工事契約に係る認識基準

(2) 決算日における工事進捗度を見積るために用いた方法

(3) 当期の工事損失引当金繰入額

(4) 同一の工事契約に関する棚卸資産と工事損失引当金がともに計上されることとなる場合には、次の①又は②のいずれかの額(該当する工事契約が複数存在する場合にはその合計額)

① 棚卸資産と工事損失引当金を相殺せずに両建てで表示した場合
その旨及び当該棚卸資産の額のうち工事損失引当金に対応する額

② 棚卸資産と工事損失引当金を相殺して表示した場合
その旨及び相殺表示した棚卸資産の額

なお、計算書類では上記(3)及び(4)の注記は必ずしも求められていない。

*   *   *

以上、5つのステップをまとめたフロー・チャートを再掲する。
※画像をクリックすると、別ウィンドウでPDFが開きます。

【参考】

企業会計審議会

(了)

「フロー・チャートを使って学ぶ会計実務 」は、毎月最終週に掲載されます。

フロー・チャートを使って学ぶ会計実務

【第12回】

「工事完成基準と工事進行基準」

 

仰星監査法人
公認会計士 西田 友洋

 

【はじめに】

今回は、工事完成基準と工事進行基準の会計処理について解説する。

工事完成基準と工事進行基準の会計処理は以下の6つのSTEPで検討することになる。

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連載目次

フロー・チャートを使って学ぶ会計実務

第1回~第30回

筆者紹介

西田 友洋

(にしだ・ともひろ)

公認会計士

2007年に、仰星監査法人に入所。
法定監査、上場準備会社向けの監査を中心に様々な業種の会計監査業務に従事する。
その他、日本公認会計士協会の中小事務所等施策調査会「監査専門部会」専門委員に就任している。
2019年7月退所。

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