谷口教授と学ぶ
税法の基礎理論
【第2回】
「租税法律主義と租税平等主義」
-税法上の「含み公平観」-
大阪大学大学院高等司法研究科教授
谷口 勢津夫
Ⅰ はじめに
前回述べたとおり、本連載は租税法律主義を基軸に据えて「税法の基礎理論」(実定税法の体系及び諸規定を支える基本原則)について検討するものであるが、税法の基本原則としては、通常、租税法律主義と並んで租税平等主義ないし租税公平主義が挙げられる。今回は、両者の関係について検討しておきたい。特に、両者の「衝突」あるいは「トレードオフ」が論じられることがあるが、それは何を意味するのかを明らかにしておきたい。
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