公開日: 2017/02/16 (掲載号:No.206)
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計算書類作成に関する“うっかりミス”の事例と防止策 【第15回】「「非支配株主に帰属する当期純損失」の数値には△をつけるのか?」

筆者: 石王丸 周夫

計算書類作成に関する

“うっかりミス”の事例と防止策

【第15回】

「「非支配株主に帰属する当期純損失」の数値には△をつけるのか?」

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

3月決算の対応に追われる時期がやってきました。

昨年、一昨年に続いて、今年も計算書類作成時に陥りやすい『うっかりミス』の事例その原因をご紹介していきますので、参考になさってください。

間違いさがしの形でお話していきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

(※) 「どういう連載なの?」と気になる方は、【第1回】の冒頭をお読みください。

 

1 今回の事例

計算書類のドラフトにはうっかりミスがつきものです。
たとえば、こんなミスをよく見かけます。

【事例15-1】
△を付す必要のない数字に△が付されている。

【事例15-1】は、連結計算書類の連結損益計算書について、末尾部分を抜粋したものです。この中に誤っている箇所が1ヶ所ありますが、どこだかわかりますか?

今回の事例のタイトルが「△を付す必要のない数字に△が付されている。」となっているので、△の付されている数字が間違いであることは容易に想像がつくと思います。

そうです。「非支配株主に帰属する当期純損失 △199」ですね。

しかし、これがなぜ間違いなのか?という点は、少しややこしい話になるのです。

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“うっかりミス”の事例と防止策

【第15回】

「「非支配株主に帰属する当期純損失」の数値には△をつけるのか?」

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

3月決算の対応に追われる時期がやってきました。

昨年、一昨年に続いて、今年も計算書類作成時に陥りやすい『うっかりミス』の事例その原因をご紹介していきますので、参考になさってください。

間違いさがしの形でお話していきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

(※) 「どういう連載なの?」と気になる方は、【第1回】の冒頭をお読みください。

 

1 今回の事例

計算書類のドラフトにはうっかりミスがつきものです。
たとえば、こんなミスをよく見かけます。

【事例15-1】
△を付す必要のない数字に△が付されている。

【事例15-1】は、連結計算書類の連結損益計算書について、末尾部分を抜粋したものです。この中に誤っている箇所が1ヶ所ありますが、どこだかわかりますか?

今回の事例のタイトルが「△を付す必要のない数字に△が付されている。」となっているので、△の付されている数字が間違いであることは容易に想像がつくと思います。

そうです。「非支配株主に帰属する当期純損失 △199」ですね。

しかし、これがなぜ間違いなのか?という点は、少しややこしい話になるのです。

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連載目次

計算書類作成に関する“うっかりミス”の事例と防止策

▷2015年掲載
▷2016年掲載
▷2017年掲載
▷2018年掲載
▷2020年掲載
▷2021年掲載
▷2022年掲載
▷2023年掲載
▷2024年掲載

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法』(以上、清文社)

   

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