計算書類作成に関する
“うっかりミス”の事例と防止策
【第12回】
「うっかりミスを防ぐ習慣」
公認会計士 石王丸 周夫
1 今回の事例
計算書類のドラフトにはうっかりミスがつきものです。
たとえば、こんなミスをよく見かけます。
【事例12-1】
前期数値が更新されずに残っている注記
【事例12-1】は連結注記表に記載されている担保提供資産とその対応債務の注記です。この中に間違いが1ヶ所あります。
この会社の前年度の当該注記に記載されていた数字がそのまま更新されずに残ってしまっているのです。どの数字がそれだかわかりますか。
ヒントを出しましょう。計算チェックをやってみてください。
2 間違っているのはここだった
では、答えを見てみましょう。
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