計算書類作成に関する
“うっかりミス”の事例と防止策
【第19回】
「復配の翌年度に起きやすい注記ミス」
公認会計士 石王丸 周夫
1 今回の事例
計算書類のドラフトにはうっかりミスがつきものです。
たとえば、こんなミスをよく見かけます。
【事例19-1】
配当に関する注記で記載事項が不足している。
【事例19-1】は連結計算書類の連結注記表に記載される「連結株主資本等変動計算書に関する注記」の一部で、剰余金の配当に関する情報を抜き出したものです。
これ以外には、配当に関する記載はありませんでしたが、実は「不足している情報」があります。
何が足りないか、わかりますか?
この注記を何度も作成したことがある方は、「あれっ?」と感じるところがあると思います。
ただし、連結株主資本等変動計算書を合わせて見なければ、断定はできないでしょう。
そこで、この会社の連結株主資本等変動計算書(一部のみ)を以下に示します。
いかがでしょうか?
注記の不足部分を考えてみてください。
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