公開日: 2025/03/27 (掲載号:No.612)
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計算書類作成に関する“うっかりミス”の事例と防止策 【第48回】「うっかりミスが何度も繰り返される箇所を要チェック②」~事業報告の「財産及び損益の状況」~

筆者: 石王丸 周夫

計算書類作成に関する

“うっかりミス”の事例と防止策

【第48回】

「うっかりミスが何度も繰り返される箇所を要チェック②」

~事業報告の「財産及び損益の状況」~

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

1 総資産と純資産を見間違えたか

計算書類にはうっかりミスがつきものです。
実際、こんなミスが起きています。

数字の入力箇所が上下逆転してしまったというミスです。このミスが起きたのは、事業報告の「直前3連結会計年度の財産及び損益の状況」という箇所です。事業報告は計算書類の範囲には含まれませんが、株主総会招集通知の添付書類として、計算書類と一体となって読まれるものなので、この連載で取り上げることにします。

今回も前回に引き続き、うっかりミスの内容や原因ではなく、それが発生した場所に注目します。特に事業報告において、うっかりミスが繰り返し発生している箇所を整理していきたいと思います。

では早速、事例を見ていきましょう。

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“うっかりミス”の事例と防止策

【第48回】

「うっかりミスが何度も繰り返される箇所を要チェック②」

~事業報告の「財産及び損益の状況」~

 

公認会計士 石王丸 周夫

 

1 総資産と純資産を見間違えたか

計算書類にはうっかりミスがつきものです。
実際、こんなミスが起きています。

数字の入力箇所が上下逆転してしまったというミスです。このミスが起きたのは、事業報告の「直前3連結会計年度の財産及び損益の状況」という箇所です。事業報告は計算書類の範囲には含まれませんが、株主総会招集通知の添付書類として、計算書類と一体となって読まれるものなので、この連載で取り上げることにします。

今回も前回に引き続き、うっかりミスの内容や原因ではなく、それが発生した場所に注目します。特に事業報告において、うっかりミスが繰り返し発生している箇所を整理していきたいと思います。

では早速、事例を見ていきましょう。

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連載目次

計算書類作成に関する“うっかりミス”の事例と防止策

▷2015年掲載
▷2016年掲載
▷2017年掲載
▷2018年掲載
▷2020年掲載
▷2021年掲載
▷2022年掲載
▷2023年掲載
▷2024年掲載
▷2025年掲載

筆者紹介

石王丸 周夫

(いしおうまる・のりお)

公認会計士
石王丸公認会計士事務所

1968年生まれ。
1991年、慶応義塾大学商学部卒業。
1990年から2004年まで、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)にて会計監査実務に従事し、多くの企業を担当。
2004年に石王丸公認会計士事務所開業。現在は、監査や上場企業へのディスクロージャー・コンサルティングを中心に活動している。

【主な著作】
・『気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩
・『経理財務担当者、士業のための 最短で導き出す分配可能額
・『パターン別 計算書類作成「うっかりミス」の防ぎ方
・『会社の姿が浮かびあがるカンタン経営分析 決算書あぶり出し分析法』(以上、清文社)

   

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