計算書類作成に関する
“うっかりミス”の事例と防止策
【第48回】
「うっかりミスが何度も繰り返される箇所を要チェック②」
~事業報告の「財産及び損益の状況」~
公認会計士 石王丸 周夫
1 総資産と純資産を見間違えたか
計算書類にはうっかりミスがつきものです。
実際、こんなミスが起きています。
数字の入力箇所が上下逆転してしまったというミスです。このミスが起きたのは、事業報告の「直前3連結会計年度の財産及び損益の状況」という箇所です。事業報告は計算書類の範囲には含まれませんが、株主総会招集通知の添付書類として、計算書類と一体となって読まれるものなので、この連載で取り上げることにします。
今回も前回に引き続き、うっかりミスの内容や原因ではなく、それが発生した場所に注目します。特に事業報告において、うっかりミスが繰り返し発生している箇所を整理していきたいと思います。
では早速、事例を見ていきましょう。
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