空き家をめぐる法律問題
【事例26】
「空き家と祭祀承継財産を承継する際の留意点」
弁護士 羽柴 研吾
- 事 例 -
Aは、地方で生活していた父親が他界したため相続処理を進めようと考えています。
父親には、空き家となった実家の建物の他に特に財産はありません。実家の中には仏壇等があり、従来は父親が管理をしていましたが、実家の近くに居住する親戚(相続人ではない)から今後は親戚家族において管理するといった話も聞いています。
Aが空き家の中にある仏壇や仏具等を引き取るにあたって、どのようなことに留意するべきでしょうか。
1 はじめに
空き家が発生する原因の1つとして、相続人が被相続人の実家から離れて生活していることが挙げられるが、同人の死亡によって、同人が居住していた空き家の取扱いだけでなく、祭祀承継財産の取扱いも問題になる。
祭祀承継財産は、民法上、相続財産とは異なる扱いを受けているが、両者は関連する問題でもあるため、空き家の相続に関連させて、祭祀承継財産を承継する際の留意点について検討することとしたい。
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