M&Aに必要な
デューデリジェンスの基本と実務
-財務・税務編-
公認会計士・公認不正検査士
松澤 公貴
第2節 収益性の分析
【第27回】
「収益性の分析(その1)」
〔分析の対象となる主な勘定科目〕
- 商品売上高(対応する売上総利益を含む。以下同様)
- 製品売上高
- 半製品売上高、原材料売上高、副産物売上高、作業屑売上高 など
- 役務収益、サービス売上高、ロイヤリティー収入 など
- 売上値引及び売上戻り高 など
(※1) 対象会社の事業の特性により範囲が異なる。
(※2) 営業外収益などに計上されていても毎期恒常的に発生する収益は、一緒に分析する必要がある。
(※3) 営業利益やEBITDAを併せて分析する必要がある。
▷ビジネスモデルの把握
対象会社の収益性及び収益力を理解するためには、損益計算書の分析は欠かせない。売上高に対する変動比率や固定費項目などで収益構造を把握し、併せて売上から売上原価を引いた売上総利益やさらに販売費及び一般管理費を引いた営業利益などの水準を把握し、市場規模や競合他社の数値をベンチマークとして比較分析することになる。
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