計算書類作成に関する
“うっかりミス”の事例と防止策
【第2回】
「個別B/Sの「その他利益剰余金」が空欄になっているミス」
公認会計士 石王丸 周夫
1 今回の事例
計算書類のドラフトには、うっかりミスがつきものです。
たとえば、こんなミスをよく見かけます。
【事例2-1】
貸借対照表(個別)の「その他利益剰余金」の欄に数字が記載されていない。
【事例2-1】は、貸借対照表(個別)の純資産の部だけを切り出して掲載したものです。この中の「その他利益剰余金」が空欄になっているというミスの例です。
一見、何の問題もなさそうに見えますが、この欄は数字を記載すべきところです。空欄ではいけないのです。
ではなぜ、空欄のままにしてしまったのでしょうか。
後から気づくこともできなかったのでしょうか。
実はこのミス、起こるべくして起こったものです。
貸借対照表(個別)の「その他利益剰余金」は、このミスがよく起こる場所なのです。
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