経理担当者のための
ベーシック会計Q&A
【第33回】 税効果会計②
「税効果会計の方法」
─資産負債法と繰延法について
仰星監査法人
公認会計士 菅野 進
Question
当社はX1年3月期において会計上、棚卸資産について30の評価損を計上しました。この棚卸資産評価損については税務上損金算入が認められないため、課税所得計算上加算しました。
また、取引関係の強化のため取引先A社の株式を取得しましたが、A社株式の時価は期末までに変動しました。
企業会計上の費用と税務上の損金の認識の相違だけでなく、保有する株式の時価が変動した場合にも税効果会計を適用することになるようですが、なぜでしょうか。
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