計算書類作成に関する
“うっかりミス”の事例と防止策
【第31回】
「「△」のつけ忘れはこんなところでも起こる」
公認会計士 石王丸 周夫
1 今回の事例
計算書類のドラフトにはうっかりミスがつきものです。
たとえば、こんなミスをよく見かけます。
【事例31-1】
負数を示す△が記載されていない。
【事例31-1】は、個別注記表で開示される「税効果会計に関する注記」です。この中に、間違いが1ヶ所あります。事例のタイトルから、△の付け忘れがあるということはすぐにわかると思います。しかし、それがどの数字なのか、一瞬、考えてしまうかもしれません。
2 0の前にも△がつくことがある
では、正解を見てみましょう。以下のとおりです。
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