経理担当者のための
ベーシック税務Q&A
【第20回】
「貸倒引当金の繰入れ」
仰星税理士法人
公認会計士・税理士 草薙 信久
Question
当社は資本金額1,000万円の食料品製造業を営む内国法人(3月決算)です。当事業年度(平成26年3月期)における貸倒引当金の繰入限度額を教えてください。
(1) A社に対して売掛金400万円があります。同社は債務超過の状態が相当期間継続し、事業好転の見通しが立っておらず、金銭債権の全額について回収の見込みがありません。なお、同社の社長から個人保証200万円を受けており、保証金額については回収の見込みがあります。
(2) B社から受け取った受取手形500万円があります。同社は、当事業年度中において民事再生法の申立手続をしました。
(3) C社に対して、売掛金450万円と買掛金50万円があります。
(4) D社から受け取った受取手形500万円があります。
(5) E社から受け取った手形100万円は、割引に出しています。
(6) 貸付金として50万円を計上していますが、これは従業員に対する前払給料です。
また、C社に対する債権債務は事業年度末時点において相殺適状にあり、E社から受け取った手形は売掛金の回収として受け取ったものであり財務諸表に割引手形として注記しています。なお、過去に債権が貸し倒れたことはありません。
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