経理担当者のための
ベーシック会計Q&A
【第74回】 税効果会計⑤
「繰延税金資産の回収可能」
仰星監査法人
公認会計士 横塚 大介
Question
当社はX1年3月期において、帳簿価額50の棚卸資産について、会計上、評価損を30計上しました。この評価損については、税務上、損金算入が認められないため、課税所得を計算するに当たり当該評価損を加算しました。将来発生すると見込まれる課税所得がこの評価損の金額に満たない場合、繰延税金資産の金額はいくらになりますか。
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