〔事例で使える〕
中小企業会計指針・会計要領
《棚卸資産》編
【第2回】
「棚卸資産の評価方法(2)~個別法、先入先出法、最終仕入原価法」
公認会計士・税理士 前原 啓二
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はじめに
前回は棚卸資産の評価方法のうち「総平均法」、「移動平均法」について算定方法等を示しました。今回は、「個別法」、「先入先出法」、「最終仕入原価法」による具体的な棚卸資産の算定方法をご紹介します。
【設例2】
A社(12月31日決算)は、様々な商品を仕入して販売する会社です。その様々な取扱商品のうちの1つである「商品B」の当期(×1年1月1日~×1年12月31日)の仕入状況と売上状況は、次のとおりです。- 仕入状況(当期仕入計10個、620円)⇒ 仕入時に仕入計上しています。
2月18日:8個×@60円/個=480円
8月6日:2個×@70円/個=140円
- 売上状況(当期売上計9個、900円)⇒ 売上時に売上計上のみ仕訳しています。
3月25日:4個×@100円/個=400円
9月30日:5個×@100円/個=500円
「商品B」の前期末棚卸高、当期末棚卸高は、下記のとおりです。
- 前期末棚卸高(×0年12月31日):2個、100円(いずれの評価方法でも@50円/個)
- 当期末棚卸高(×1年12月31日):3個
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