〔平成30年3月期〕
決算・申告にあたっての税務上の留意点
【第4回】
(最終回)
「「役員給与等の見直し」及び
「欠損金の繰越控除限度額の見直し」」
公認会計士・税理士 新名 貴則
平成29年度税制改正における改正事項を中心として、平成30年3月期の決算・申告においては、いくつか留意すべき点がある。【第3回】は、所得拡大促進税制の見直し、及び中小企業向け租税特別措置の適用制限について解説した。
【第4回】は、役員給与等の見直し、及び欠損金の繰越控除限度額の見直しについて、平成30年3月期決算申告において留意すべき点を解説する。
1 役員給与等の見直し
法人税法上、役員給与が損金に算入されるためには、次の3つのいずれかに該当する必要がある。
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