事例でわかる[事業承継対策]
解決へのヒント
【第18回】
「持株会社化の手法(株式交換と株式譲渡)」
太陽グラントソントン税理士法人
(事業承継対策研究会)
マネジャー 公認会計士・税理士 岩丸 涼一
相談内容
私XはA社(製造販売業)とB社(卸売業)を創業し、現在も両社の株式の100%を所有しています。A社は他社との差別化により収益性が高いのですが、B社は薄利多売で収益性は業界平均を下回ります。ただし、B社には様々な取引先との取引実績があり営業力が強みです。
なお、私には20代の息子がいますが、将来の事業承継を見据えて、これまで別会社として経営してきたA社とB社の統合により、グループ価値の向上を目指していきたいと考えています(ただし、両社は業法の関係で合併はできません)。
また、私Xは引退後には個人での不動産投資を検討しており、投資資金をA社・B社から捻出する予定です。
具体的な検討はこれからですが、どのような手法が良いでしょうか。
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