公開日: 2019/08/08 (掲載号:No.330)
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租税争訟レポート 【第44回】「代表者個人名義のクレジットカードによる交際費の支払い(重加算税賦課決定処分等取消し請求、国税不服審判所平成30年9月21日裁決)」

筆者: 米澤 勝

租税争訟レポート

【第44回】

「代表者個人名義のクレジットカードによる交際費の支払い
(重加算税賦課決定処分等取消し請求、国税不服審判所平成30年9月21日裁決)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

〈裁決の概要〉

法人税等に係る重加算税賦課決定処分等取消し請求事件
国税不服審判所平成30年9月21日裁決(東裁(法・諸)平30-39)
TAINSコード:F0-2-855

[審査請求人]

宣伝、広告の企画、制作等及び飲食店の企画、経営等を目的とする法人

[争点]

国税通則法第68条第1項に規定する隠ぺい又は仮装の事実はあるか否か。

[判決]

全部取消し/一部取消し

 

【事案の概要】

本件は、宣伝、広告の企画、制作等及び飲食店の企画、経営等を目的とする法人である審査請求人(以下「請求人」という)が、原処分庁所属の職員の調査を受け、交際費勘定等に計上した費用は損金の額に算入されないなどとして法人税等の修正申告書を提出したところ、原処分庁が、当該費用については、請求人の代表取締役の個人的な飲食等の費用を損金の額に算入したという隠ぺい又は仮装の事実があったなどとして法人税等に係る重加算税の賦課決定処分をしたのに対し、請求人が、隠ぺい又は仮装の事実はないとして、原処分の一部の取消しを求めた事案である。

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【第44回】

「代表者個人名義のクレジットカードによる交際費の支払い
(重加算税賦課決定処分等取消し請求、国税不服審判所平成30年9月21日裁決)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

〈裁決の概要〉

法人税等に係る重加算税賦課決定処分等取消し請求事件
国税不服審判所平成30年9月21日裁決(東裁(法・諸)平30-39)
TAINSコード:F0-2-855

[審査請求人]

宣伝、広告の企画、制作等及び飲食店の企画、経営等を目的とする法人

[争点]

国税通則法第68条第1項に規定する隠ぺい又は仮装の事実はあるか否か。

[判決]

全部取消し/一部取消し

 

【事案の概要】

本件は、宣伝、広告の企画、制作等及び飲食店の企画、経営等を目的とする法人である審査請求人(以下「請求人」という)が、原処分庁所属の職員の調査を受け、交際費勘定等に計上した費用は損金の額に算入されないなどとして法人税等の修正申告書を提出したところ、原処分庁が、当該費用については、請求人の代表取締役の個人的な飲食等の費用を損金の額に算入したという隠ぺい又は仮装の事実があったなどとして法人税等に係る重加算税の賦課決定処分をしたのに対し、請求人が、隠ぺい又は仮装の事実はないとして、原処分の一部の取消しを求めた事案である。

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連載目次

租税争訟レポート

第1回~第30回

筆者紹介

米澤 勝

(よねざわ・まさる)

税理士・公認不正検査士(CFE)

1997年12月 税理士試験合格
1998年2月 富士通サポートアンドサービス株式会社(現社名:株式会社富士通エフサス)入社。経理部配属(税務、債権管理担当)
1998年6月 税理士登録(東京税理士会)
2007年4月 経理部からビジネスマネジメント本部へ異動。内部統制担当
2010年1月 株式会社富士通エフサス退職。税理士として開業(現在に至る)

【著書】

・『新版 架空循環取引─法務・会計・税務の実務対応』共著(清文社・2019)

・『企業はなぜ、会計不正に手を染めたのか-「会計不正調査報告書」を読む-』(清文社・2014)

・「企業内不正発覚後の税務」『税務弘報』(中央経済社)2011年9月号から2012年4月号まで連載(全6回)

【寄稿】

・(インタビュー)「会計監査クライシスfile.4 不正は指摘できない」『企業会計』(2016年4月号、中央経済社)

・「不正をめぐる会計処理の考え方と実務ポイント」『旬刊経理情報』(2015年4月10日号、中央経済社)

【セミナー・講演等】

一般社団法人日本公認不正検査士協会主催
「会計不正の早期発見
――不正事例における発覚の経緯から考察する効果的な対策」2016年10月

公益財団法人日本監査役協会主催
情報連絡会「不正会計の早期発見手法――監査役の視点から」2016年6月

株式会社プロフェッションネットワーク主催
「企業の会計不正を斬る!――最新事例から学ぶ,その手口と防止策」2015年11月

 

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