租税争訟レポート
【第76回】
「処分取消請求事件
~国税不服審判所の裁決取消しを求める訴えの利益の有無
(大阪地方裁判所令和4年6月30日判決)」
税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝
【判決の概要】
大阪地方裁判所令和4年6月30日判決
大阪地方裁判所令和3年(行ウ)
処分取消請求事件
税務訴訟資料第272号(順号13731)
TAINSコード:Z272-13731
[原告]
個人事業者
[被告]
国(裁決行政庁:国税不服審判所)
[争点]
(1) 本件裁決の取消しを求める訴えの利益の有無〔争点1〕
(2) 本件裁決の適法性〔争点2〕
[判決]
棄却(確定)
【事案の概要】
本件は、個人事業を営む原告が、平成27年分から平成29年分まで(本件各年分)の所得税及び復興特別所得税(所得税等)に係る更正処分等を不服として、令和3年6月10日付けで審査請求をしたところ、国税不服審判所長から、同年8月24日付けで、本件審査請求をいずれも却下する旨の裁決(大裁(所)令3第6号。以下「本件裁決」という)を受けたため、被告を相手に、本件裁決の取消しを求める事案である。
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