事例でわかる[事業承継対策]
解決へのヒント
【第56回】
「納税資金対策としての自己株買い」
太陽グラントソントン税理士法人
(事業承継対策研究会)
パートナー 税理士 西田 尚子
相談内容
私は、小売業を営む非上場会社A社の経営者Xです。A社では順調に利益が出ており、余裕資金もあります。私が所有するA社の株式は後継者である息子に相続させたいと考えており、顧問税理士に相続税の試算をしてもらったところ、A社の株価が10億円に上り、私の所有している金融資産2億円では納税資金が不足します。A社には余裕資金があるため、私の所有するA社株式を自己株買いさせて相続税の納税資金に充当することを考えています。
実際にA社で自己株買いを行う際の具体的な手続きや税務上の取扱いについて、事前に知っておきたいので教えてください。また、相続の前後で自己株買いに係る取扱いが異なると聞いたのですが、詳しく教えてください。
Xの財産
・金融資産 2億円
・A社株式 10億円
・不動産その他 1億円
概算相続税 約6億円
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