公開日: 2025/12/18 (掲載号:No.649)
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〈一角塾〉図解で読み解く国際租税判例 【第86回】「オウブンシャホールディング事件 (地判平13.11.9、高判平16.1.28、最判平18.1.24)(その2)」~法人税法22条2項の「取引」の解釈~

筆者: 中野 洋

〈一角塾〉

図解で読み解く国際租税判例

【第86回】

「オウブンシャホールディング事件
(地判平13.11.9、高判平16.1.28、最判平18.1.24)(その2)」

~法人税法22条2項の「取引」の解釈~

 

税理士 中野 洋

 

《(その1)はこちら

1 はじめに

2 取引の概要

3 本件スキームについて

4 課税処分の概要

 

5 争点

本件訴訟の争点は以下のとおりである。本稿では争点1のみを検討する。

争点1:本件有利発行増資による「持分の移転」ないし「資産価値の移転」が、法22条2項の「取引」に該当するか。

争点2:A社株式の株価算定方法。

争点3:法132条の適用の有無。

争点4:Yの主位的主張の変更が、民事訴訟法157条の時機に後れた攻撃防御方法の却下等に当たるか。

争点5:本件更正処分の理由附記の不備及び更正理由の差替えは認められるか。

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【第86回】

「オウブンシャホールディング事件
(地判平13.11.9、高判平16.1.28、最判平18.1.24)(その2)」

~法人税法22条2項の「取引」の解釈~

 

税理士 中野 洋

 

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1 はじめに

2 取引の概要

3 本件スキームについて

4 課税処分の概要

 

5 争点

本件訴訟の争点は以下のとおりである。本稿では争点1のみを検討する。

争点1:本件有利発行増資による「持分の移転」ないし「資産価値の移転」が、法22条2項の「取引」に該当するか。

争点2:A社株式の株価算定方法。

争点3:法132条の適用の有無。

争点4:Yの主位的主張の変更が、民事訴訟法157条の時機に後れた攻撃防御方法の却下等に当たるか。

争点5:本件更正処分の理由附記の不備及び更正理由の差替えは認められるか。

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連載目次

〈一角塾〉図解で読み解く国際租税判例

◆最新テーマ

▷オウブンシャホールディング事件(地判平13.11.9、高判平16.1.28、最判平18.1.24)〔中野洋〕

◆これまでに取り上げたテーマ

筆者紹介

中野 洋

(なかの・ひろし)

中野洋税理士事務所 所長 / 税理士
神戸大学経済学部卒業。近畿税理士会/葛城支部 所属。複数の会計事務所勤務を経て平成24年12月に独立。バランス感覚を重視しており、特定の分野に特化し過ぎることなく、チャレンジ精神をモットーに、幅広く精力的に活動中(自作HP:https://yes-nakano-office.com/)。

国際租税法との出会いは大阪北浜の社会人大学院でした。村井正先生の国際租税法の講義やゼミのご指導に感銘を受け、この度一角塾の企画にお誘い頂いたことで、国際租税法をさらに深く研究する機会を頂きました。令和2年11月から、塾生として研究活動をする傍ら事務局も兼任し、一角塾のホームページの管理やZoomによる研究会の運営も担当しております。

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