〈一角塾〉
図解で読み解く国際租税判例
【第19回】
「りそな外税控除否認事件
(地判平13.12.14、高判平15.5.14、最判平17.12.19)(その2)」
~法人税法69条~
公認会計士・税理士 西川 浩史
4 事案の検討
(1) 外国税額控除制度の意義をどのように考えるか
最高裁は、外国税額控除制度を「同一の所得に対する国際的二重課税を排斥し、かつ、事業活動に対する税制の中立性を確保しようとする政策目的に基づく制度である」としている(下線筆者)。外国税額控除制度に関しては、(a)政策目的に基づく制度とする説(※6)、(b)国際租税法の基本的な制度とする説(※7)、(c)国際租税法の基本的な制度でかつ政策目的に基づく制度とする説(※8)がある。
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