公開日: 2025/04/03 (掲載号:No.613)
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租税争訟レポート 【第78回】「所得税等の各更正処分及び過少申告加算税の各賦課決定処分の取消請求事件~給与所得を有する社会保険労務士の相談業務に係る損失(国税不服審判所令和5年6月16日裁決/所得区分と損益通算)」

筆者: 米澤 勝

租税争訟レポート

【第78回】

「所得税等の各更正処分及び
過少申告加算税の各賦課決定処分の取消請求事件
~給与所得を有する社会保険労務士の相談業務に係る損失
(国税不服審判所令和5年6月16日裁決/所得区分と損益通算)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【裁決の概要】

〈国税不服審判所令和5年6月16日裁決の概要〉

国税不服審判所令和5年6月16日裁決
関裁(所)令4-43
TAINSコード:F0-1-1640

[審査請求人]

給与所得を有する社会保険労務士

[争点]

(1) 本件調査に原処分を取り消すべき違法があるか否か〔争点1〕

(2) 本件各更正処分の理由の附記に原処分を取り消すべき不備があるか否か〔争点2〕

(3) 本件業務から生じた所得は事業所得又は雑所得のいずれに該当するか〔争点3〕

[裁決]

棄却(控訴)

 

【事案の概要】

本件は、勤務先3社から給与収入を得る一方、社会保険労務士として開業している審査請求人(以下「請求人」という)が、社会保険労務士として行った相談業務に係る事業所得の金額の計算上生じた損失の金額があるとして、他の所得金額と損益通算する内容の確定申告をしたところ、原処分庁が、当該業務に係る所得は雑所得に該当することから、当該損失の金額は損益通算できないなどとして所得税等の各更正処分等を行ったのに対し、請求人が、原処分の全部の取消しを求めた事案である。

請求人は、平成18年以後の所得税について青色申告の承認を受けており、今回の原処分は、平成28年分から令和2年分(本件各年分)の所得税等に係るものである。

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租税争訟レポート

【第78回】

「所得税等の各更正処分及び
過少申告加算税の各賦課決定処分の取消請求事件
~給与所得を有する社会保険労務士の相談業務に係る損失
(国税不服審判所令和5年6月16日裁決/所得区分と損益通算)」

 

税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝

 

【裁決の概要】

〈国税不服審判所令和5年6月16日裁決の概要〉

国税不服審判所令和5年6月16日裁決
関裁(所)令4-43
TAINSコード:F0-1-1640

[審査請求人]

給与所得を有する社会保険労務士

[争点]

(1) 本件調査に原処分を取り消すべき違法があるか否か〔争点1〕

(2) 本件各更正処分の理由の附記に原処分を取り消すべき不備があるか否か〔争点2〕

(3) 本件業務から生じた所得は事業所得又は雑所得のいずれに該当するか〔争点3〕

[裁決]

棄却(控訴)

 

【事案の概要】

本件は、勤務先3社から給与収入を得る一方、社会保険労務士として開業している審査請求人(以下「請求人」という)が、社会保険労務士として行った相談業務に係る事業所得の金額の計算上生じた損失の金額があるとして、他の所得金額と損益通算する内容の確定申告をしたところ、原処分庁が、当該業務に係る所得は雑所得に該当することから、当該損失の金額は損益通算できないなどとして所得税等の各更正処分等を行ったのに対し、請求人が、原処分の全部の取消しを求めた事案である。

請求人は、平成18年以後の所得税について青色申告の承認を受けており、今回の原処分は、平成28年分から令和2年分(本件各年分)の所得税等に係るものである。

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連載目次

租税争訟レポート

第1回~第60回

筆者紹介

米澤 勝

(よねざわ・まさる)

税理士・公認不正検査士(CFE)

【略歴】

1997年12月 税理士試験合格
1998年2月 富士通サポートアンドサービス株式会社(現社名:エフサステクノロジーズ株式会社)入社。経理部配属(税務、債権管理担当)
1998年6月 税理士登録(東京税理士会)
2007年4月 経理部からビジネスマネジメント本部へ異動。内部統制担当
2010年1月 税理士として独立開業(現在に至る)
2016年6月 株式会社ITFSソリューションズ監査役就任(現任)
2022年4月 浦和大学社会学部非常勤講師(2025年9月まで)
2023年4月 一般社団法人GBL研究所監事就任(現任)

【著書】

・『新版 架空循環取引─法務・会計・税務の実務対応』共著(清文社・2019)

・『企業はなぜ、会計不正に手を染めたのか-「会計不正調査報告書」を読む-』(清文社・2014)

【寄稿】

・Profession Journal「会計不正調査報告書を読む」「租税争訟レポート」を連載中

・「開示検査事例集から見る有価証券報告書虚偽記載の実態」『Disclosure & IR』(2024年11月号、宝印刷)

・「CFEの視点から見る不正の現場と兆候の検知」(全2回)『会計・監査ジャーナル』(2020年1月号及び2月号、日本公認会計士協会)

・(インタビュー)「会計監査クライシスfile.4 不正は指摘できない」『企業会計』(2016年4月号、中央経済社)

【セミナー・講演等】

会計検査院主催の内部監査業務講習会に登壇
「不正行為と内部監査――不正防止対策と事例研究を中心に」(2016年から年2回開催、現在も継続中)

日本公認会計士協会全国研修会に登壇
2022年10月「会計不正の防止・早期発見策」
2020年10月「公表事例で検証する会計不正の早期発見と再発防止策」

公益財団法人日本監査役協会主催
情報連絡会「不正会計の早期発見手法――監査役の視点から」2016年6月

 

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