公開日: 2015/09/03 (掲載号:No.134)
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monthly TAX views -No.32-「ベビーシッター代と特定支出控除」

筆者: 森信 茂樹

monthly TAX views

-No.32-

「ベビーシッター代と特定支出控除」

 

中央大学法科大学院教授
東京財団上席研究員
森信 茂樹

 

8月25日付の日本経済新聞朝刊1面に、「 シッター代 所得控除 仕事・育児両立、税で支援 厚労省検討 」という記事が掲載された。

筆者は、数年前から、さまざまな機会をとらえて、ベビーシッター代を特定支出控除の対象にすることを主張してきた(「少子化問題と税制を考える」季刊社会保障研究(平成19年12月)など)。

昨年は内閣府が税制改正要望したのだが、もうひとつ迫力がなく、自民党税調で却下された経緯がある。今年は厚生労働省本体も加わり税制改正要望をするだけに、実現可能性は高い。

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筆者は、数年前から、さまざまな機会をとらえて、ベビーシッター代を特定支出控除の対象にすることを主張してきた(「少子化問題と税制を考える」季刊社会保障研究(平成19年12月)など)。

昨年は内閣府が税制改正要望したのだが、もうひとつ迫力がなく、自民党税調で却下された経緯がある。今年は厚生労働省本体も加わり税制改正要望をするだけに、実現可能性は高い。

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連載目次

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筆者紹介

森信 茂樹

(もりのぶ・しげき)

東京財団政策研究所 研究主幹 「税・社会保障改革ユニット」ユニットリーダー
ジャパン・タックス・インスティチュート 所長
法学博士

1973年京都大学法学部卒業後大蔵省入省、主税局総務課長、大阪大学法学研究科教授、東京税関長、財務総合政策研究所長を最後に2006年退官。2004年プリンストン大学で教鞭をとる。コロンビアロースクール客員研究員。2020年3月まで中央大学法科大学院 特任教授。

【著書】
・『デジタル経済と税-AI時代の富をめぐる攻防』(日本経済新聞出版社)
・『税で日本はよみがえる―成長力を高める改革』(日本経済新聞出版社)
・『消費税、常識のウソ』(朝日新聞出版)
・『日本の税制 ─ 何が問題か』(岩波書店)
・『給付つき税額控除 ─ 日本型児童税額控除の提言』(中央経済社)

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