公開日: 2019/03/07 (掲載号:No.309)
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monthly TAX views -No.74-「内閣府の「超楽観推計」で進まぬ財政再建議論」

筆者: 森信 茂樹

monthly TAX views

-No.74-

「内閣府の「超楽観推計」で進まぬ財政再建議論」

 

東京財団政策研究所研究主幹
中央大学法科大学院特任教授
森信 茂樹

 

わが国の財政規律を支えるのは、「プライマリーバランス(基礎的財政収支)2025年度黒字化」という財政目標である。内閣府は1月30日公表した「中長期の経済財政に関する試算」の中で、成長実現ケースとベースラインケースの2つについて、中長期的なマクロ経済の姿を示しつつ、プライマリーバランス黒字化に関する進捗状況を示した。

その内容を見ると、プライマリーバランス黒字化の時期が、前回試算の2027年度から1年早まることが示されている。一方、目標年次である2025年度に黒字化するには、未だ1.1兆円が不足するということも明らかにされている。

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「内閣府の「超楽観推計」で進まぬ財政再建議論」

 

東京財団政策研究所研究主幹
中央大学法科大学院特任教授
森信 茂樹

 

わが国の財政規律を支えるのは、「プライマリーバランス(基礎的財政収支)2025年度黒字化」という財政目標である。内閣府は1月30日公表した「中長期の経済財政に関する試算」の中で、成長実現ケースとベースラインケースの2つについて、中長期的なマクロ経済の姿を示しつつ、プライマリーバランス黒字化に関する進捗状況を示した。

その内容を見ると、プライマリーバランス黒字化の時期が、前回試算の2027年度から1年早まることが示されている。一方、目標年次である2025年度に黒字化するには、未だ1.1兆円が不足するということも明らかにされている。

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連載目次

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筆者紹介

森信 茂樹

(もりのぶ・しげき)

東京財団政策研究所 研究主幹 「税・社会保障改革ユニット」ユニットリーダー
ジャパン・タックス・インスティチュート 所長
法学博士

1973年京都大学法学部卒業後大蔵省入省、主税局総務課長、大阪大学法学研究科教授、東京税関長、財務総合政策研究所長を最後に2006年退官。2004年プリンストン大学で教鞭をとる。コロンビアロースクール客員研究員。2020年3月まで中央大学法科大学院 特任教授。

【著書】
・『デジタル経済と税-AI時代の富をめぐる攻防』(日本経済新聞出版社)
・『税で日本はよみがえる―成長力を高める改革』(日本経済新聞出版社)
・『消費税、常識のウソ』(朝日新聞出版)
・『日本の税制 ─ 何が問題か』(岩波書店)
・『給付つき税額控除 ─ 日本型児童税額控除の提言』(中央経済社)

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