monthly TAX views
-No.55-
「政府税調、海外調査報告から読み解く
「記入済み申告制度」導入に必要な視点」
中央大学法科大学院教授
東京財団上席研究員
森信 茂樹
「記入済み申告制度」については、6月1日公開の本連載で取り上げたところである。
その後、6月19日の政府税制調査会で、「ICTの活用と納税者利便の向上」に関する海外調査報告が行われ、議論の方向が見えてきたので、改めてその課題などを考えてみたい。
安倍政権の下では、ドラスティックな税制改革はできない(やらない)というのは今や常識なので、来年度税制改正の目玉は今のところ特になく、「本件が主要な議論になる」と考えられる。
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