公開日: 2024/06/06 (掲載号:No.572)
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monthly TAX views -No.136-「子ども・子育て支援金はなぜ評判が悪いのか」

筆者: 森信 茂樹

monthly TAX views

-No.136-

「子ども・子育て支援金はなぜ評判が悪いのか」

 

東京財団政策研究所研究主幹
森信 茂樹

 

6月5日、健康保険料に上乗せして国民と企業から徴収する子ども・子育て支援法が参議院で可決成立、2026年度の約6,000億円から段階的に増額され2028年度には約1兆円に達する仕組みができあがった。

3月29日に示された「子ども・子育て支援金制度における給付と拠出の試算」(こども家庭庁支援金制度等準備室)では、医療保険加入者1人当たり平均月額も示された。

【参考】 こども家庭庁ホームページ
子ども・子育て支援金制度における給付と拠出の試算について
しかし、国民の評判は芳しくない。少子化対策には財源が必要で、それは国民も認識しているにもかかわらず、なぜこの制度はここまで不評なのか、課題や問題点をあらためて指摘してみたい。

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「子ども・子育て支援金はなぜ評判が悪いのか」

 

東京財団政策研究所研究主幹
森信 茂樹

 

6月5日、健康保険料に上乗せして国民と企業から徴収する子ども・子育て支援法が参議院で可決成立、2026年度の約6,000億円から段階的に増額され2028年度には約1兆円に達する仕組みができあがった。

3月29日に示された「子ども・子育て支援金制度における給付と拠出の試算」(こども家庭庁支援金制度等準備室)では、医療保険加入者1人当たり平均月額も示された。

【参考】 こども家庭庁ホームページ
子ども・子育て支援金制度における給付と拠出の試算について

しかし、国民の評判は芳しくない。少子化対策には財源が必要で、それは国民も認識しているにもかかわらず、なぜこの制度はここまで不評なのか、課題や問題点をあらためて指摘してみたい。

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連載目次

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▷2024年
▷2023年

筆者紹介

森信 茂樹

(もりのぶ・しげき)

東京財団政策研究所 研究主幹 「税・社会保障改革ユニット」ユニットリーダー
ジャパン・タックス・インスティチュート 所長
法学博士

1973年京都大学法学部卒業後大蔵省入省、主税局総務課長、大阪大学法学研究科教授、東京税関長、財務総合政策研究所長を最後に2006年退官。2004年プリンストン大学で教鞭をとる。コロンビアロースクール客員研究員。2020年3月まで中央大学法科大学院 特任教授。

【著書】
・『デジタル経済と税-AI時代の富をめぐる攻防』(日本経済新聞出版社)
・『税で日本はよみがえる―成長力を高める改革』(日本経済新聞出版社)
・『消費税、常識のウソ』(朝日新聞出版)
・『日本の税制 ─ 何が問題か』(岩波書店)
・『給付つき税額控除 ─ 日本型児童税額控除の提言』(中央経済社)

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