公開日: 2026/04/23 (掲載号:No.666)
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〈一角塾〉図解で読み解く国際租税判例 【第94回】「租税条約上の居住者該当性が争われた事例(東地令5.5.30)(その1)」

筆者: 柿本 雅一

〈一角塾〉

図解で読み解く国際租税判例

【第94回】

「租税条約上の居住者該当性が争われた事例
(東地令5.5.30)(その1)」

 

税理士 柿本 雅一

 

  • 東京地裁:令和5年5月30日判決【税資第273号(順号13855)】(TAINSコード:Z273-13855)

 

1 事案の概要

アラブ首長国連邦(以下「UAE」)の首長国の一つであるドバイに本店を置くリミテッドライアビリティカンパニー(以下「LLC」)である原告が、豊島税務署長から、原告は「所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とアラブ首長国連邦との間の条約」(以下「本件条約」)4条1の「一方の締約国の居住者」には該当しないため、平成27年12月期から平成30年12月期までの間に原告が行った株式譲渡に係る所得及び役務提供に係る所得は、法人税法138条1号(平成26年法律第10号による改正前のもの)に規定する国内源泉所得に該当するものとして法人税及び地方法人税並びに無申告加算税が課されたことを不服として各処分の全部の取消しを求めた事案である。

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図解で読み解く国際租税判例

【第94回】

「租税条約上の居住者該当性が争われた事例
(東地令5.5.30)(その1)」

 

税理士 柿本 雅一

 

  • 東京地裁:令和5年5月30日判決【税資第273号(順号13855)】(TAINSコード:Z273-13855)

 

1 事案の概要

アラブ首長国連邦(以下「UAE」)の首長国の一つであるドバイに本店を置くリミテッドライアビリティカンパニー(以下「LLC」)である原告が、豊島税務署長から、原告は「所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とアラブ首長国連邦との間の条約」(以下「本件条約」)4条1の「一方の締約国の居住者」には該当しないため、平成27年12月期から平成30年12月期までの間に原告が行った株式譲渡に係る所得及び役務提供に係る所得は、法人税法138条1号(平成26年法律第10号による改正前のもの)に規定する国内源泉所得に該当するものとして法人税及び地方法人税並びに無申告加算税が課されたことを不服として各処分の全部の取消しを求めた事案である。

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連載目次

〈一角塾〉図解で読み解く国際租税判例

◆最新テーマ

▷外国法人の事業分割に伴う株式の交付が配当所得に該当するとした事件(令元.8.1.東裁(所)令元―16)〔井上眞一〕

  • 【第98回】 外国法人の事業分割に伴う株式の交付が配当所得に該当するとした事件(令元.8.1.東裁(所)令元―16)(その1) 6/18公開予定
  • 【第99回】 外国法人の事業分割に伴う株式の交付が配当所得に該当するとした事件(令元.8.1.東裁(所)令元―16)(その2) 6/25公開予定

◆これまでに取り上げたテーマ

筆者紹介

柿本 雅一

(かきもと・まさかず)

税理士、行政書士、MBA、LLM

大学院で経営学修士号(MBA、管理会計専攻)及び法学修士号(LLM、税法専攻)を取得した後、2001年プライスウォターハウスクーパース税務事務所(現PwC税理士法人)に入所。日本企業及び外資系企業の税務コンプライアンス業務のみならず、国際税務コンサルティング、M&A・組織再編・連結納税に係る税務コンサルティングに幅広く従事。

特に2007年以降は、主として、上場会社などによる大型M&A案件に関与し、DDや買収ストラクチャリング等を多数経験し、リーマンショック後は事業再生案件を多数関与し、再生計画の作成や金融機関との交渉等を経験。

2014年に独立後、中小企業の国際展開、資金調達、工場管理サポートを行い、会計・税務の領域を超えてCFO業務も行っている。

国際税務、組織再編、連結納税に係る書籍の執筆やセミナー、税理士会での講師経験も多数有り。

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