〈小説〉
『資産課税第三部門にて。』
【第13話】
「認知症と相続債務」
公認会計士・税理士 八ッ尾 順一
「あの、統括官・・・納税者から電話で質問があったのですが・・・」
谷垣調査官は、田中統括官の机の前に立っている。
「納税者?」
資産税の調査報告書を読んでいた田中統括官は顔を上げた。
「ええ、相続債務についてなんですけど・・・」 谷垣調査官は少し困ったような表情を浮かべている。
「難しい質問なのかい?」 田中統括官は優しく尋ねる。
「それが・・・認知症の人の債務になるかどうか、というもので・・・」 谷垣調査官は電話のメモを見ながら応えた。
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